容器包装の「基本機能」と「具備要件」

容器包装の「基本機能」とは第一に食品を「保護する機能」であり、第二に小分けや運搬のための「利便機能」であり、第三に内容物、賞味期限、内容量などの「情報機能」が加わったものです。さらにその「基本機能」を持った容器包装が「外部に与える影響」についてもあらゆる視点から検討されて、容器包装を供給する側の視点からは、品質の安定した容器包装を需要に応じて供給する「生産適性」、商品に沿って供給しながらコストを維持する「経済性」が検討され、容器包装を使う側の視点では、安全性・衛生性が保証される「安全衛生性」、省資源、省エネ、リサイクル等への配慮がされている「社会環境性」の重要性がクローズアップされてきました。
以上の3つの「基本機能」と4つの「具備要件」を最適なバランスで備えた容器包装が求められており、特に、「基本機能」に一つでも欠けているものがあれば、商品として市場に出される機会を失うことになります。例えば、具備要件の一つである「社会環境性」を追求するために生分解性の素材を使ったところ、基本機能の一つである「保護機能」が欠落して中身が漏れ出してしまうようなアンバランスな容器包装は現実的には使用できません。

1L紙パック入り牛乳のライフサイクルにおけるCO2排出量割合